9maps.com は、国や自治体が公表しているデータを、地図の上で読めるようにする場所です。表やPDFのままでは気づけないことが、地図にすると一目で分かることがあります。それを、市区町村のこまかさで見られるようにしています。
人の動きが分かると、何が見えるか
人口の増減は、ひとつの数字では語れません。生まれた人と亡くなった人の差(自然増減)と、引っ越してきた人と出ていった人の差(社会増減)では、同じ「減少」でも意味がまったく違います。前者は何十年もかけてしか動きませんが、後者は数年で向きが変わります。この2つを分けて、市区町村の単位で地図に置くと、次のようなことが見えてきます。
- 県全体が減っていても、増えている市町村がある。都道府県の合計だけを見ていると、県庁所在地やその周辺に人が集まっていく動きが消えてしまいます
- どこから来て、どこへ行ったのか。東京への一極集中と言われますが、実際には隣の県や近くの市とのやり取りのほうが多い地域も少なくありません。線で見ると、その土地の生活圏が見えてきます
- 十数年後の見当がつく。人が集まり続けている町と、出ていき続けている町とでは、店・学校・バス路線が残るかどうかの前提が変わります
- 施策の答え合わせができる。移住支援や子育て支援に力を入れた自治体で、実際に転入が増えたのかどうかを、翌年の数字で確かめられます
これらの数字は、国がすべて無料で公表しています。ただ、公表されているのは表とPDFで、「どこが」が読み取れません。9maps.com は、その公表物を市区町村のこまかさまで地図に置き直したものです。住む場所や移転先を考えている方、地域の仕事に関わる方、調べものや資料づくりをしている方に使っていただくことを想定しています。
大事にしていること
- 出典をはっきりさせる。どの統計の、いつの数字かを必ず書きます
- 加工した箇所を隠さない。統計どうしで数が合わない理由も明記します
いま公開しているもの
人口流動マップ(/jinko/)… 全国1,741市区町村の人口増減と、都道府県・市区町村のあいだの人の移動を地図にしたもの。
勉強・作業向きカフェマップ(/cafe/)… 東京23区・大阪市で、電源やWi-Fiが使えて作業できるカフェを地図にしたもの。
データの出どころ
人口流動マップの数値と地図は、次の公表物をもとに当方が加工して作成しています。
- 総務省統計局「国勢調査」(人口速報集計)
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 総務省「住民基本台帳人口移動報告」
- 国土交通省「国土数値情報(行政区域データ)」
- 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)「全国地方公共団体コード」
加工のしかたと、統計どうしで数が合わない理由は利用規約の「2. 数値の正確性について」に書いています。
更新方法
年に1回更新します。もとにしている統計が、いずれも年に1度の公表だからです。
総務省が住民基本台帳にもとづく人口と、人口移動報告の年報を公表したあと、全国1,741市区町村ぶんを作り直します。どの時点の数字かは、各ページの「出典」に明記しています。
公表元が数値を訂正した場合や、明らかな誤りが見つかった場合は、年1回を待たずに直します。
運営
いろは企画(Iroha Production)。2026年9月に公開しました。
運営者は ゆたハピ-BLOG(yutahapi.com)も書いています。人がどこに住み、どこへ動くかという話題はそちらでも扱っています。
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